ハッティズバーグ公立学校: 生徒の本来の姿を映し出す Tableau


Tableau: 生徒に対して、データ分析はどのような効果を生んでいるのですか?
Robert Williams 博士、N.R.バーガー中学校校長: 中学校として、あるいはその校長として重視すべきポイントの 1 つに、特定の小学校から大勢の生徒が進学してくることが多いという事実が挙げられます。N.R.バーガー中学校にも、6 つの小学校から生徒が進学してきます。校長が新学年の初めに、新入生の誰かを見知っていたり、情報を覚えていたりすることはほとんどありません。

私は今年、ある生徒に対面する機会が 2 回ありました。その生徒が入学して最初の 2 日間にです。そのいずれもがどちらかと言えば良いものではありませんでした。

以前は、私はそうした生徒を叱ったり、何らかのしつけ教育を施していました。ですが、現在は Tableau を導入しているので、オンラインで Tableau のダッシュボードを開き、その生徒のプロフィールシートを見てみました。そこから情報をいくらか集めることができたのですが、それは私が生徒に見た振る舞いには当てはまらないものでした。そこで、親御さんに直接連絡をとってみました。するとお母さんは、「Williams 先生、実は夏にあの子は、誰かから銃を頭に向けられる目に遭ったんです。それからは、すっかり自分の殻に閉じこもってしまいました」と教えてくれました。

そこですぐ、この生徒にケアを受けさせることができ、今では「今月の生徒」に選ばれるまでになりました。私たちは、この生徒を教室の一員に戻すことができたのです。そういうわけで、Tableau はその情報においてとても重要な役割を果たしました。Tableau が示すデータから、その生徒のプロフィールと、彼が学区で過ごした過去 5 年間の様子がわかり、私の目に映ったものが彼の本来の姿ではないことを知らせてくれたからです。

当校やこの学区はもとより、当校の職員と生徒にも Tableau がもたらす可能性には、本当に満足しています。Tableau のおかげで、ノートや数字の羅列から現実のデータを引き出し、意思決定へ繋げられるため、適切な意思決定を必要なときに行えるようになりました。

実際のデータを教室で活用

Tableau: 教育の現場では、データはこれまでどのように扱われてきたのですか?
Williams 博士: 教育の現場ではたいてい、生徒の情報をフォルダーやノートにまとめて、オフィスに置いています。ですが、学校教育はオフィスで行うものではありません。学びの場は教室なのです。

当校では Tableau を利用することで、管理者の立場から、生徒に関する複数のデータセットと生きたデータを教室で活用できるようになりました。

Tableau を使うと、モバイルデバイス、PC、Mac 上のセキュアな環境でそうした情報を扱えます。また、情報はユーザー名とパスワードで保護されています。閲覧後はログオフするだけです。

Tableau: なぜそれが重要なのですか?
Williams 博士: N.R.バーガー中学校の使命は、全生徒が十分な学力を身につけ、社会的責任を負えるように教育することにあります。

当校では Tableau を活用して、生徒の学力および、学業のみならず出席など彼らに課された務めを確認・追跡し、日々その使命を実際に達成するようにしています。

Tableau: 教員以外でデータを利用している人はいますか?
Williams 博士: 情報は皆と共有しています。私は、当校の指導課と情報を共有し、指導課が生徒のニーズを満たすための取り組みを発案・策定し、それらに傾注できるようにしています。また、出席データと出席の傾向は出席担当者や出席管理者と共有し、出席状況について生徒に働きかけています。

他にも、親御さんと情報を共有して、親御さんが生徒、つまりお子さんに関する直接的なメッセージを受け取り、協力し合いながら生徒のために適切な意思決定を行えるようにしています。

Tableau: Tableau を使ったデータ分析について、総合的に見てどう思いますか?
Williams 博士: 当校やこの学区はもとより、当校の職員と生徒にも Tableau がもたらす可能性には、本当に満足しています。Tableau のおかげで、ノートや数字の羅列から現実のデータを引き出し、意思決定へ繋げられるため、適切な意思決定を必要なときに行えるようになりました。

Tableau: どのようなデバイスを使って Tableau にアクセスしているのですか?
Williams 博士: 当校では PC と Mac を使っており、iPad からでもアクセスできます。私が主に使うのはその 3 つです。

モバイルアプリには関心を大きく引かれました。モバイルデバイスからデータセットを操作でき、モバイルアプリの利便性を高めているためです。よくあることですが、複数のデータセットを使って大きな仕事に集中していると、人目がある会議室内などで大量の書類やバインダー、ノートを広げてしまいがちですからね。